憧れてた友達が亡くなって、もう二ヶ月が経ってしまった。
すこしまえに弔問にうかがってきた。小さな仏壇のようなものに、可愛らしい写真と、友達の生前のグッズが飾ってあった。そして分骨された小さな骨壺も。友達が好きそうなふわふわとしたピンクの空間は、死人を弔う場所だと思えないくらい可愛くって。遺族にお願いしてお写真も撮らせてもらったりした。不謹慎すぎる。
べつに遺体を見たわけでも葬式に出たわけでもないから、周りが私を騙しているだけ、本当は友達は生きている、と思い込んでいたのに。線香に火をつけて、手を合わせると実感が湧いてきた。
わたし、友達に憧れて配信を続けることを決意したはずだった。もう会えない、存在しない今、続ける意味がひとつ消えてしまった。
この前、毎月の定例の仲間内でのコラボがあったけれど、あまり喋れないし、持っていった成果物も微妙だし、配信中にも静かに泣くし、終わった瞬間ボロボロと泣き出してしまった。仲間には心配をかけたくないから、何も言えない。仲間とは3年来の付き合いだから簡単に終わらせたくないけど、もう配信とか活動とか続ける気力もなくなってきた。
研究室のゼミを無断欠席した。毎晩夜な夜な友達のことを考えて、別のことを考えても友達に行き着いて、泣いて起きたら13時とかで、ゼミの時間で、なんも進んでないから行きたくなくて。行きたくないでサボるなんてありえないんだけど、身体は動かなければ、手も動かせない。
国際学会も近いし、活動のバースデーも近いからがんばらなきゃいけないのにがんばれなくて。やりたかったはずのこともできなくなって。やるべきこともできていない。
ご飯は一日に二食は既製品でいいから食べてる。風呂は毎日ではなく外出前には入っているからギリセーフか?と思うところはあるけど、あまり良くない自覚はある。
亡くなった友達、自殺だったけれど、それを伏せる形で友達の配信アカウントから訃報が出て。予想外にネットニュースになって。様々な人からの心無いコメントが目に入ってしまって。
死んだ報告なんて出さなきゃいいのにって思うじゃん。両親の意向だから出さなきゃで。はあ。こんなに燃えて満足ですか。会ったこともない友達の両親に悪態をつく。
誹謗中傷に近いコメントを見たから悲しみが増してるのか、実際にお線香をあげたから悲しいのか。
自分も希死念慮を抱えている時が人生の半分くらいだから、後を追いたくなってしまう。悲しむくらいなら。苦しむくらいなら。今死んだら迷惑が各所に、特に指導教員やゼミの仲間にかかってしまうから、今じゃないけれど。
苦しんで泣いてる場合じゃないのに。わたしはここで苦しんでる場合じゃない。早く人生を進めないとなのに、立ち止まって振り返って座り込んでる。
いなくなった人のことを早く受け入れて思い出にして「そんな友達もいたね、死んじゃったけど美しい生き様だった」みたいな気持ちにならなきゃいけないのに、ズルズルと引きずって泣いてうすぼんやりと天井を見つめて。
活動、やめようかなあ。友達にわたしのことをいっぱい考えてほしくて気を引きたくてやってたとこあるし。意味ないんですよ全部。もう。あの子がいなきゃ意味がないんです。
大学院も辞めたいけど辞めちゃいけない。ありがたいくらいにお金という愛の形をかけていただいてるから。
でも、愛してくれるファンは少なくてもいる。仲間も私の存在を愛していてくれる。だからやめる必要なんてないはずなのに。何なら、愛されているからやめたくはない。
けれどもう続けれないって気持ちが大きい。その理由として、友達がいないという要因以上に大きいのが、喋れなくなったこと。
ふと、1人での配信って1年以上やっていないし久々にやるかと思った。とりあえず、配信の練習と称して誰もいないところに向かって雑談をしてみた。するとぼろぼろと涙が溢れてきた。友達とは全然関係ない話題なのにめそめそと泣いてしまう。言葉が詰まって息苦しくなる。
あんなに回っていた口が回らなくなったわけじゃない。Twitterでは騒いで文章は紡げるから。脳内はずっと変わらず喧騒って感じで、それを声としてアウトプットするだけなんて、苦痛でもないはずなのに。
こんなの、病気だ。こんなにボロボロの姿を見せたくない。弱い私は見せたくない。病気の私は表舞台にいないから。精神科と1Kの部屋と、影のインターネットにしか病気の私はいないから。ここは影のインターネットです。
「理想の私」の姿が活動アカウントで。理想をもう演じられなくなったのかもしれない。
醜くても無理やり演技を続投するのではなく、思い出と理想が綺麗なうちに幕を下ろしてやるのが私の為の救いでもあるのかもしれない、と考えている。
あと2週間くらい頑張ってリハビリをしようと思う。配信中に泣かないための。それでも治らなければ、活動アカウントには、彼女には、幕を引いてもらおうと思う。
めそめそリハビリをどうぞご覧あれ。嘘見ないで。泣いているところ、弱いところなんて見せたくないから。強くて美しいお姉様でいたいから。
じゃあね